2020年東京首都圏での初めての大雪予報がでました。
1月26日から27日にかけて大雪になるとの予報です。東京近郊で雪が積もる事が起きれば、毎回甚大な被害が出るだけに少し心配になります。
そこで、新潟で4年程雪国を経験し現在関東首都圏在住の私が転倒防止法など、とっておきの対策や方法について書いてみようと思います。
雪国では解りにくい大都市・首都圏の状況に沿った内容で書きました。
過去の記録的東京大雪天気図から学ぶ電車や新幹線「遅れ」・「混雑」情報
まず、雪国の新潟から東京、首都圏へ引っ越してきた私が経験者側の”転倒怪我防止法”として言いたい事は、レインブーツとシューズスパイク、それとヘルメット、もしくは毛糸の帽子の着用です。
最低限としての対策ですが、大怪我対策としては役立つはずです!
レインブーツは、スーツやフォーマルウェアにも合うものが売っています。
シューズスパイクも靴の種類やサイズを選ばない調節できるタイプがオススメ。
最後のヘルメットや帽子は出来れば頭を保護するためにも欲しいアイテムです。(厚手の毛糸のマフラーを頭までぐるぐる巻きにするのもOKです)
以上があれば、多少の転倒でも打撲などの怪我くらいで済みますからね。
後、補足としてですが、厚目のアンダーウェアを重ね着すると、温かく、しかも転倒してしまった際にはクッションの役目も担ってくれます!
覚えておいて損はないですよ。
着ぶくれには注意してくださいね。ww
さて、話を戻しまして、
1969年3月12日、この日の朝9時の天気図をみますと、日本列島の南を低気圧が進んでおり、関東地方に雪が降る「南岸低気圧」の気圧配置になっています。
さらに関東に接近する前に低気圧が非常に発達しているのが特徴的でした。
その後、低気圧が発達しながら関東地方に接近したために活発な雲が発生し、また発達した低気圧が北から寒気をどんどん引き込んだため、首都圏では珍しく雪が続くこととなりました。
以下は当時の天気を張り付けたものです。
因みに、2020年1月28日の予想天気図はこちら、
素人目にも少し似ている感じがするのですが…。
良く耳にする「西高東低」冬型の気圧配置ではないですか!
電車や新幹線の「遅れ」や「混雑」に関する情報
東京での雪で一番の問題は、電車関連です。移動手段の中でも公的交通機関が最も発達しているが故に、麻痺がそのまま大きな問題になってしまいます。
対策としては、その遅れる内容について理解しておくのが一番です。
帰宅難民などにならない為にも理解しておきたいところです。
鉄道関連には余り詳しくないので、ここは有識者の情報をお借りしたいと思います。
「まず、雪が降ると視界が悪くなるので、列車はスピードを出せなくなります。視界が悪くなれば、前方の確認ができなくなり、スピードを出せなくなって、通常の時刻より遅れて運転せざるを得なくなるのです。もうひとつは、雪が線路上に積もることで、ブレーキの利きが悪くなる。この2つにより、列車は最初から遅れざるを得ないのです。これは首都圏に限らず、雪国でも同じです」
だが、首都圏特有の理由も当然ある。
「なぜ、雪で列車が遅れるのか。首都圏の場合は、とにかく列車の本数が多い。利用者も東京駅から半径50キロ圏内で1日の利用者が4000万人くらいいるんですね。日本の鉄道利用者の5分の3くらいが首都圏にまとまっているので、少し徐行をするだけでもダイヤの乱れが大きくなるし、混乱も大きくなるわけです。
あとは、やっぱりブレーキが利かなくなることです。雨でもそうなんですが、雪だとさらに利かなくなる。鉄道は金属の車輪が金属のレールの上を走るので摩擦が少ない。走行するエネルギーが少なくてすむのが利点ですが、摩擦が少ないのでもともとブレーキの利きが悪いうえ、雪でそれがさらに悪くなるわけです。雨や雪が降って摩擦が少なくなって止まれなくなるのは、世界中どこの鉄道でも同じです」(中略)
【間引き運転について】
駅と駅の間に列車を止めることは非常に危険なことなので、雪が降ったら列車の本数を少なくして運行しなさいというのが国交省の通達です。駅と駅の間に列車が止まって閉じ込められると、先日の新潟のケースでも乗客は一晩閉じ込められたし、首都圏でも1998年に東海道線で一晩閉じ込められたケースもありました。駅と駅の間に止まっている列車に追突してしまったり、踏切が開かなくなったりして、街中に混乱を引き起こす可能性があるので、列車の本数を減らしなさいということです」
鉄道ジャーナリストの梅原淳氏 記事より
Business Journal 引用
本数をワザと減らして運転することが国土交通省から出ている決まりなんですね。
わたしは正直知りませんでした。
2020年1月後半にニュースになっていた内容がこちら。
27日(月)夜から28日(火)にかけては警戒が必要です。本州の南岸沿いを進む低気圧の影響で、広く雪雲や雨雲がかかるでしょう。降水量が多く、雪で降れば大雪の恐れがあります。(中略)
関東の内陸部でも積雪となる所があるでしょう。車は冬の装備で、無理のないようになさって下さい。また、東京都内でも多摩地方を中心に雪が積もったり、都心でも雪が降る可能性があります。28日(火)の朝の通勤に影響がでる恐れがありますので、注意が必要です。
tenki.jp 引用
雪国経験者の首都圏対策方法は!2月にも注意が必要
過去の東京都内積雪のランキングを降った年月日ごとにしましたので見てみましょう。
- 1位:1951年(昭和26年)2月15日 33センチ
- 2位:1954年(昭和29年)1月25日 30センチ
- 2位:1969年(昭和44年)3月12日 30センチ
- 3位:2014年(平成26年)2月8日 27センチ
- 3位 :2014年(平成26年)2月15日 27センチ
- 4位:1968年(昭和43年)2月16日 23センチ
- 4位:1994年(平成6年) 2月12日 23センチ
- 4位:2018年(平成30年)1月22日 23センチ
(同じ積雪量(高さ)で同じものは同位としています。)
如何ですか、2020年までの中では1951年に最も積もっています。
33センチと言えば、新潟の市内でもあまり見かけない程の積雪量でビックリです。
特に、2014年は2度も27センチ代と、東京周辺では「帰宅難民(帰宅困難者)」が出た年でしたね。
帰宅困難者(きたくこんなんしゃ)とは、勤務先や外出先等に於いて地震などの自然災害に遭遇し、自宅への帰還が困難になった者を指す用語。帰宅難民(きたくなんみん)ともいう。
ウィキペディア参照
2018年も23センチも降っています。
”暖冬”などと言う”言葉”も良く聞く昨今ですが、いやはや、降る時には降るものです。
上記しましたが、東京に大雪が降った月について注目すると、8件中5件は2月に降っている事がお分かり頂けると思います。
比率にして62.5%、約6割が2月に降っている事になりますね。
2月は最も東京首都圏にて大雪に最も注意が必要な月と言えるのではないでしょうか。
まとめ
如何でしたでしょうか。
東京での大雪の際だけではなく、積雪の際にはお役にたつであろう情報を、経験者目線で書いて見ました。
一番安全なのは、お家で待機するのが何よりも安全ではありますけどね。
積雪の注意報の際には、このサイトを思い出して頂けると幸いです。
この度は、最後までご覧いただきまして誠に有り難うございました。
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