クルーズ船の感染者が徐々に増えている中で、感染ルートが問題視されていました。
新たに出てきた要因で聞きなれない言葉も!「エアロゾル」ではないか?等がSNSでも話題に。
言葉の意味と、話題になった経緯について調べてみました。
クルーズ船のコロナウィルス感染ルート確定か?空気・飛沫どっちの感染?
横浜港に寄港したクルーズ船、ダイヤモンドプリンセスの乗客、乗務員以外の検疫員が感染したことで、SNS上では色んな噂が飛び交っています。
特に、クルーズ船では厳重な装備の検疫官が一名感染しています。
空気感染はしないと厚労省は言っていますが…。原因が解らないだけに不安ですよね。
新型肺炎、クルーズ船で新たに39人感染 検疫官も:日本経済新聞 https://t.co/Ul1nzRgmv0
広がっちゃって大変な事態ではあるけど致死率自体は低いわけで、そもそもカゼにしても感染経路をかっちり追ったらこれくらいの拡大はしてそうな気もする。冷静に捉えて手洗いうがい睡眠時間の確保大事。— Jun Tajima (@JunTajima) February 12, 2020
クルーズ船の構造から空気感染経路があったんやろな。香港みたいにさっさと簡単な検疫だけして船から降ろした方が正解やったのかもしれん。全体人数が多すぎる。陰性でも船から降りてまた2週間待機せな怪しいし。
— Parrot (@tourmaline054) February 12, 2020
空気感染はしないと言っても、重傷者が4人になった以降も下船出来ないなどの問題もあり、国の対策はどうなっているのか疑問ばかりが増えてしまいます。
咳をした方からうつる危険性はあるので、エアダクトなどでの感染が噂されているのも事実です。
もう、絶対
空気感染してますよね、新型コロナ(´Д` )そして、検閲官が感染したとなると、
クルーズ船の客は、ほぼ全員感染していると思います。— 真梨幸子&マリモナミ (@MariYukiko) February 12, 2020
横浜のクルーズ船は毎日感染が広がり、厳重な装備をしている検査官まで感染。隔離された船内の広がりは空気感染ならば船全体は密室のようで、病院の院内感染と同じ状況になることが容易に推察できます。(続く)
— 上原 一朗 (@Ichiro_Uehara) February 12, 2020
空気感染と飛沫感染の違いを分からないで不確定な情報を発信されている方も多い良様なので、惑わされない様注意しましょう。
エアロゾルは感染要因のひとつ!閉鎖空間と感染者の増加で懸念事項に
新型コロナウイルス (新型肺炎)の新たな感染経路として「エアロゾル感染」の報道がありました。
「空気感染」や「飛沫感染」とは違うようですが、どういった内容なのかを調べてみました。
エアロゾル感染を理解するには空気感染と飛沫感染を理解すると分りやすい様です。
空気感染
空気感染は別の言い方で飛沫核感染といいます。飛沫核とは、飛沫の水分が蒸発した小さな粒子のことで、これを吸いこむことで感染するのが飛沫核感染、つまり空気感染ということになります。飛沫は水分を含んでいるためそれなりの重さがあり、体内から放出された後、すぐに地面に落ちてしまいますが、飛沫核は水分が無いぶん軽いため、長い時間たっても空気中に浮遊し、しかも遠くまで飛んでいくことができます。従って、患者から十分な距離をとっていても感染してしまうのです。
http://www.showa-u.ac.jp/sch/pharm/frdi8b0000001sb0-att/a1437547184715.pdf引用
空気感染しないと言われているのは、水分がなくなるとウイルスが死滅してしまう事が確認されていると言う事ですね。
飛沫感染とは
咳やくしゃみをすると、口から細かい水滴が飛び散りますよね。この細かい水滴を飛沫と言います。
この飛沫に病気の原因となる細菌やウイルスが含まれていた場合、これを吸い込むことで感染するのが
飛沫感染です。
http://www.showa-u.ac.jp/sch/pharm/frdi8b0000001sb0-att/a1437547184715.pdf引用
さて、最後にエアロゾルに関しての内容です。
エアロゾルとは
気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子をエアロゾル(aerosol)といいます。エアロゾルは,その生成過程の違いから粉じん(dust)とかフューム(fume),ミスト(mist),ばいじん (smokedust) などと呼ばれ,また気象学的には,視程や色の違いなどから,霧(fog),もや(mist),煙霧 (haze),スモッグ(smog)などと呼ばれることもあります。
日本エアロゾル学会https://www.jaast.jp/hanashi/より引用
この様なエアロゾルを経由してウイルスが感染する経路をエアロゾル感染と言います。
上記内容を見ると、皆さんのSNSでのコメントは飛沫感染が何らかの要因で船内を浮遊してしまっているとの疑いを感じていらっしゃる内容の様です。
確かに、船内の空気は加湿などされている場合の検証などはまだでしょうから、疑いの目が向いても仕方がありませんね。
実際には、まだはっきりとした因果関係の証明までは至っていません。
厚労省の報告や対応はごてごてになっていますので、正式な医学的早期回答が求められるところです。
まとめ
医学的な内容は解りませんが、言葉の意味や、何故そんな噂が囁かれたのか等が少し解ったような気がしました。
WHOの会見では、抗ウイルス薬開発には18カ月必要との発表でしたので、東京五輪の開催も危いかもしれません。
今後の対策と国の対応にも注目です。
この度は、最後までご覧頂き誠に誠に有難うございました。
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