深紫外線と聞いて、何だろうと思った人もいらっしゃると思います。
私も正直知らなかったんですが光で殺菌ができるという新技術のようです。
なにやら水に困っている国での有効活用ができるという話も聞きました。それが自体が進歩するこで低コストで水をきれいにすることにも繋がるそうなのです。
ちょっと調べてみました。
深紫外線LEDの価格は幾ら?発明後の開発で安価なものも!
この特殊な光を放つLEDを開発、新たな技術として注目を集めているそうなんです。
それが旭化成の深紫外線LEDを使った技術なのだそうです。
LED 自体は皆さんもご存知でしょうが、この深紫外線 LEDは、特殊な光を放ちその光が細菌を殺す力があるそうなんです。
私たちの目に見える光の波長は400~780nmだが、深紫外線は200~280nm。
この波長の光が細菌のDNAに直接働き、不活性化させてゆく。AsahiKASEI HP引用
この特殊な紫外線を活用することで南アフリカや途上国などで飲み水を確保することが容易になる可能性があるというのです。
特殊な LED なだけに価格が高そうですが 最近の 研究により コストを大幅に削減することにも成功したようです。
その内容がこちら、
ナイトライド・セミコンダクターは,275nmと短波長ながら50mWの大出力を達成した深紫外LEDを光技術展示会「OPIE’18」にて展示している。
将来的な水銀の規制に備え,深紫外LEDの開発が活発化している。いくつかのメーカーから製品が発表されているが,まだ価格が高い(1万~1万5,000円)ことが普及へのネックとなっていた。
これに対し同社が今回展示する製品は,最適なレシピの開発のほか,小さなチップ(0.7×0.7mm)を4つ並べる構造によるLEDチップの歩留まり向上,アルミパッケージの採用などによるコストダウンで,でこれまでの常識を破った,1個あたり3,000円(1万個発注時)という低価格を実現した。
さらに,発光波長は他社の製品が285nmに対し,同社の製品は275nmと短い。10nmの差だが,殺菌効果は格段に強く「世界最高レベル」(担当者)だとしている。また寿命は1万時間を確保しており,組込み用途としても問題の無いレベルを達成している。
OPTRONICS ONLILE 引用
各社、開発を進めており、低コストで長寿命な新技術として注目されているのです。
光で殺菌!浄水場も不要な発明内容とその未来的活用方法も
深紫外LEDと言われて、どういうシステムなのかと思っている方も多いではないでしょうか。
それについては 大手開発メーカーが以下のように説明していました のでご覧ください。
これまで殺菌には水銀ランプが使われてきたが、このLEDはそれ以上の効果を上げながら、環境への負荷がなく、化学薬品も使わず、そして省エネ、省スペースを実現する。
そのため大規模な投資を行わなくても、生活用水を清潔に変えられる可能性を持っている。水を守ることは、命を守ること。深紫外線LEDの見えない光が、水と子どもたちの未来を照らすことを願っている。
昨日まで世界になかったもの「深紫外線LED」。AsahiKASEI HP引用
私の素人的な発想で申し訳ありませんが、この技術を使用すれば、日本の浄水場程の高レベルな浄水は出来ずとも、飲み水として使用するレベルには出来る。
それであれば、小規模で安価な浄水システムを構築しやすくなり、飲み水にさえ困っている国での給水活動の簡素化にも繋がり、国全体が豊かになる。
夢の様な新技術なのですね。
そして、最後にこう〆ているのです。
”昨日まで世界になかったものを。” by AsahiKASEI
カッコいいですね、これぞ日本企業!メイドインジャパン!
同じ日本人として誇らしいです。
まとめ
この技術を使うことで数千数万の、今まで水を飲めなかった子供達が助かると思うとなんだか誇らしげにも思えてきました。
技術開発によって価格も抑えられ、さらなる普及が見込まれます。
今まで飲料水に困っていた国の子供たちの笑顔が見えてきそうです。
なんだか嬉しくなってきました 。
今後の、日本企業の世界での更なる活躍に期待します。
この度は最後までご覧いただき誠にありがとうございました 。
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