皆さん、卓球日本代表の水谷隼選手が新兵器を導入すると話題になりましたね。
卓球選手の新兵器と言われると、安易に「ラケット?ラバー?」と思いってしまいます。
今回の新兵器は眼鏡と言いますか、コンタクトレンズの様なのですが、特殊なコンタクトなようで、その内容に触れてみたいと思います。
目はレーシックを施しているが視力の低下で実績不振も
水谷隼選手の視力は、もともと両目1.5と視力としては問題ないレベルでした。
ところが、2013年以降に視力がみるみる低下。
左目だけ近視の症状が0.3まで下がったとの事。その後、レーシック手術で回復したようですが、その後右目も視力に異常が出てきます。
2018年1月ごろから右目の不調が出だし乱視と近視であることが検査で発覚。
レーシックを施すが、結果は余り改善されず。
原因は光の反射による目の見え方が原因のようです。
見え方や視力に関しては、筆者も中学校時代から眼鏡を愛用しておりまして、コンタクトの経験もあります。
視力は、水谷隼選手と同等の0.3の近視です。右目に乱視が少しあり、裸眼では物が2つ重なった様に見えます。
レーシックも一度考えたのですが、瞳の表面を削る行為自体が許せず、断念しました。
コンタクトレンズもハード、ソフトと使用したのですが、ハードは眼球に傷をつけてしまい、ソフトも花粉症の症状が重なり、春先が使えない不憫さで今ではもっぱら眼鏡に頼っています。
眼鏡はどうしても曇る性質があるので、お風呂や冬場の飲食店、満員電車、満員バス、その他、蒸し返す場所へ行く際には注意が必要です。一瞬ですが見えない状況が発生してとても危険です。
眼鏡あるあるですね。
今回、話題の光量自動調節のコンタクトレンズは、アメリカではジョンソンエンドジョンソンのツーウィークアクビューオアシスシリーズとして販売されているようです。
詳細は以下の通り
アイルランド企業Transitions Opticalと共同開発のフォトクロミック素材を採用
UVカットとブルーライトカット機能を加え、サングラスの様な働きも
紫外線量に応じて色の濃さが変わり「調光レンズ」の様に目への負担を軽減
レンズの色は暗い場所ではほぼ透明、晴天下ではグレーに変化
従来のコンタクトレンズと同じく乱視や視力矯正が出来る2週間使い捨てタイプ
アメリカでの価格は約4万円台と、ちょっとお高めですね。
実際に今後の導入に向け、水谷隼選手は使用したことが有るようで、使用感はとても呼応評価を示しておられます。
日本では発売前なので、使用感は現状の同メーカーの感想になりますが、アキュビューシリーズは、私も以前使用した経験があります。
とても自然な付け心地と、長時間使用しても疲れないのはとても重宝していました。
25年近く前の事ですので、今では水分量や酸素透過率の向上などが更に進み、材質なんかもシリコンハイドロゲル素材が使われ、一層装着感は良い様です。
メガネやサングラスで若干の改善も当初の5割程度の回復
両目の手術は成功していて通常の生活では問題ないレベルまで回復している視力ですが、いざ卓球の試合となると、球が見えづらく実際の実力の5割程度の結果しか出せない状況。
東京5輪を控え、厳しい状況に陥ってしまいました。
卓球では私も経験者なので解る部分もあります。
卓球はダークグリーンの卓球台と白いボール、ラケットのラバーは黒や赤がありますが、実際、一番重要なのは白い球の動きです。
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光の当たり方では、白い球が消えるような感覚があるようで、正直影響が無いとは言えない場合もあるようです。
試合前にはチェックをしているようですが、LEDのスポンサーによる掲示板などの影響が大きい様です。
私が卓球に勤しんでいたころには無かった問題ですね。
スポンサーが無くては、プロとして選手を維持するのは厳しい為、電光掲示板系の明かりはいか仕方ない気もします。
それでも気になる選手はITTF(国際卓球連盟)に指摘はするそうです。
ご存知の通り、卓球のスピードは凄まじく、スマッシュの玉が直接肌に当ると、ひどい場合赤く腫れあがって、水膨れになる事が有るほどです。
一瞬でも見えない状況はある意味危険だと感じてしまいます。
一次は引退の噂も!新兵器の導入で東京5輪での活躍に期待(まとめ)
2020年の東京5輪、東京オリンピックまで現役を貫く原動力にもなりそうな今回の新兵器の導入。
新兵器がラケットではない事に少し驚きましたが、水谷隼選手の現状を知る事で、コンタクトレンズが秘密兵器だと言うことが解りました。
スピード感あるラリーなど、視力がとても重要な競技だけに、日本での採用が待ち遠しいコンタクトレンズですね。
眼鏡に飽きたころでしたので、日本での販売が開始されたら、私も是非使って装着してみたいと思います。
今回も、最後までご覧頂き誠にありがとうございました。
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