「家の親の運転が不安で…。」高齢者免許返納がスムーズに出来る…そんな方法が有ればすごく助かるんだけど…。
高齢者による人身事故が目立っています。そんな高齢者の事故では死亡事故が多いと言うのが若者の事故と違う点の様です。
そこで、高齢者に免許返納をスムーズに進める方法等を深掘りしてみようと思います。
高齢者の免許返納のメリットやデメリットとは
免許の返納とは、運転に対する安全性を維持できないと判断した場合、自分の意志で、有効期限の残っている免許証を返納(運転免許の申請取り消し)する事をさします。
まずはメリットです。
返納したときのメリットの一つ「運転経歴証明書」を発行してもらえます。(有料)
「運転経歴証明書」は身分証明書として使えるほか、提示することで、バス、鉄道などの公共交通費用が半額(自治体によっては無料)だったり、タクシー料金が10%引に、イオンやイトーヨーカドーなどのスーパーでは配送が格安になるなど、各種施設などが割引になったりします。(発行手数料1,100円が必要です)
「車の運転ができなくても快適に生活がしやすくなる。」のです。
これは田舎でも有効のようで、各市町村の自治体で相談すれば、公的な割引については教えてもらうことも出来るようです。
デメリットもあります。
運転免許の返納は、良いことばかりのように見えますが、デメリットもあります。
例えば、今までのように買い物や病院に気軽に出かけにくくなります。公共交通機関の整っていない地域であればなおさらです。
また、高齢者は足腰が弱く、お米などの重い物を購入して持ち運ぶ際、車がないと困難です。
移動に必要で、家族が車を出さないといけなくなる可能性もあります。その場合、家族に負担がかかることも考えられます。
また、車の運転しないことで記憶力や判断力が欠け、運転をやめた後に認知症が突然進んでしまったという事例もあります。
運転ができなくなることで、生活上にも健康面にも、悪影響がないとは言えないようです。
優遇制度などもあり事故を起こす前に検討しましょう
色々と免許返納に対しての情報を記載してきましたが、良い事ばかりではありません。
実際の生活においては不具合も生じます。
免許が無くなることで、移動距離は比較的小さくなるでしょう。
物を運ぶにも、自分一人では難しくなり、家族の理解も必要です。
私の経験としても、祖父や祖母の足代わりとして役に立てればと考え、自家用車で代役を買って出たことがありました。
祖父も祖母は大人り、自己主張も強いです。
孫である私にも、自分の行きたい場所などの欲求にたいしては正直で、自分の行動がかなり犠牲になりました。
家族の理解と言うのも分かる様な気がしました。私は途中で挫折してしまいましたが。
免許証の自己返却は後先を良く考えましょう(まとめ)
一旦、返納したからには、再発行も難しい「運転免許証」。
社会の受け入れ態勢がまだ整っているとは正直言い難い状況で、「免許証の自己返納」を促進するのは、正直厳しいのが現状と思います。
特に、田舎での行動については、今回お話してきました内容をもう一度しっかりと考え、冷静な判断をした方が良いと思いました。
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