多摩川が氾濫!雨量は?あの1日の降水量年間数値3~4割を実数で表示

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2019年10月12日の関東を襲った台風19号の爪痕は、その前に上陸した15号と同等もしくはそれ以上の被害を静岡、神奈川、埼玉、東京、千葉へ生々しく残しました。

その後も東北エリアへの影響も気になるが、今回は首都圏の河川でも有名な「多摩川」が氾濫した経緯を、12日に振った年間雨量3~4割の情報も踏まえ書いてみたいと思います。

 

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多摩川氾濫の可能性はハザードマップでは解らなかったのか!過去の台風経路も参考にはならなかった?

ハザードマップとは被害予測地図(ひがいよそくちず)のことであり、過去の経緯などから、おおよその被害発生を予測した図です。

今回台風19号の被害でもある多摩川で起こった氾濫は予測不可能だったのか。

もちろん予測可能であれば対策が打たれているはずで、今回の氾濫には今までになかった程の雨量が直接的な原因と言われています。

雨量に関しては、年間合計雨量の3~4割が12日一日で降ったそうなので、その量が気になる方も多かったはずです。

今回被害がでた多摩川は神奈川・西東京エリアに最も隣接しており、降水量の基準値ととしては神奈川県横浜の値で計算してみました。

実際に1時間の量を計算すると以下の様になります。

(3割の場合)

年間1688.6(mm) × 30% = 506.58(mm)

(4割の場合)

年間1688.6(mm) × 40% = 675.44(mm)

12日、同時間帯での箱根の降水量が2時間で1007mmとなっていましたので、多摩川付近もほぼ同じもしくはそれ以上の降水量だったようです。

 

台風の雨は基本、通常降る雨よりも多くなる傾向が強いですよね。

私は子供の頃は故郷である九州地方の田舎で暮らしていました。

九州の台風と言えば、皆さんもよくご存じの沖縄県が有名ですよね。

沖縄は台風の通路とも言われる程、頻繁に台風が通過しますし、その北の方角に位置する九州エリアも台風は被害によく合います。

九州で暮らしていたころは、夏から秋にかけて台風が来ることは当たり前の事だと理解していましたので、子供心としては、いつもと違う強風、台風の目に入った際の不思議な晴れ間、その後の台風一過では物凄く気温が上がり、真夏日が帰ってくる感じなど、少しワクワクしながら過ごした記憶があります。

実家は農業を営んでいたため、少し喜んでいる私たち子供とは対照的にため息をついている大人達の表情も思い出します。

大人になった今では、その当時の親の気持ちが少し理解できますね。

 

台風19号通過後の二子玉川は歴史的に見ても甚大な被害状況に

2019年10月12日の夜遅く、テレビニュース番組の中継で、二子玉川駅付近の氾濫状況の放送を見ることが出来ました。

その時観ていた番組内の画像では、まだ浸水の影響が少なく、歩行者のくるぶし当たりの浸水でした。

リポーターが現場より上の階である、歩道橋らしい高台から見下ろす形で撮影されており、通常みる事のある水につかった画では無かったのが印象的でしたね。

最近では、コンプライアンスの事もあり、現場記者の方達も出来るだけ安全を確保し危険を回避する方向で撮影しているんだな、と感心しました。

台風の被害と言えば、今回氾濫による浸水が一番問題になっていましたが、私の田舎では台風の被害はほとんどが農作物の田畑への浸水によるものでした。

私の親も農業を営んでいた為、稲などが水没すると、その年の収穫に大きく反映するので、雨風の被害状況には最新の注意を払っていました。

強風は農作物に良い影響は少なく、ほとんどが悪い影響しか与えません。

稲であれば倒れてしまい、穂先が地面に長時間触れると、稲自体がダメになってしまいます。果物など、実のなるものは地面におちてしまい、熟しているほど落ちる確率も高い為、落ちたものは見栄えや傷みなどで値が大きく下がります。

また、水没すると農作物は腐りやすくなったり、病気を発症したりします。

まず、出荷できないため、そのまま肥料にするなどするしか方法が有りません。

私の実家は、そこそこ大規模な農業経営をしていたため、年収2、3千万の収入が、台風などの影響で1千万以下、最悪の場合、収入が無い事もあったそうです。

「水のみ百姓」と言われるのは、その言葉通り「何も食べれず水をのんで過ごす」ほどに貧しい場合もある。と言うことです。

収穫が良かった年などは、最悪の場合を考えて、貯蓄するのもうなずけますね。

 

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年間平均降水量の3~4割を一日で降らせた台風19号は13日お昼には温帯低気圧に(まとめ)

甚大な被害を大都市圏を中心に及ぼし、大きな爪痕を残した台風19号。

13日のお昼には温帯低気圧になり、日本列島はその後、台風一過の晴れ間が広がりました。

先日被害が大きかった15号に続き、千葉県エリアでは、更に被害が拡大、大きな傷跡を残した神奈川や東京、首都圏を巻き込んだ超大型の台風。

氾濫したエリアも多く、甚大な被害が出ております。

今回も、災害に弱い首都圏、主要都市を見る羽目になりました。

過ぎ去った後の対応が今後の課題ですが、国には今後しっかりとした対応と対策をしてほしいものです。

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