2019下期ふるさと納税返礼品の牛肉問題は何処の品?企業名は!

巷での話題
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ふるさと納税といえば「さとふる」などのサイトが有名ですね、一覧で見れるサイトなどもありますが各自治体での対応も問題視されているのをご存知でしょうか。

このふるさと納税返礼品にかんして、ランキング上位の牛肉について新たな詐欺的問題が発生している模様です。扱う業者が問題の様ですが。

商品が牛肉についてのようですが、お肉に携わる仕事の筆者が少し調査してみました。

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お肉業者は宮崎県美郷町の有名な宮崎牛取り扱い業者だった(画像あり)

地元でも有名(良悪ある意味どちらでも取れるが)なお肉屋さんの様です。

有限会社新垣ミート(ユウゲンガイシャ シンガキミート)。

現在は社名も変更しているようで、株式会社SINGAKKIとなっていますね。

私も、職業柄お肉の卸企業社などとの取引が有る中で、会社名を変更するあたりは手慣れていらっしゃる感じがありますね。

国産銘柄牛肉を扱う企業の殆どは、「偽装」と言う言葉には敏感なはずですけどね。

有る大手企業、北海道の雪の結晶がトレードマークの企業を思い出します。

さて、牛肉の中でも和牛を扱う業者は沢山います。

お肉流通では、生産者番号など一時期のお肉偽装問題を受けて流通経路や生産者の情報開示まで行われる程、厳しくなっているのが現状です。

そんな中で、牛脂だらけとも思えるお肉を「銘柄和牛」として扱うなど、他の業者さんは信用問題でもあり、他もやっているのでは?と風評被害にもつながる懸念が。

実際のお肉画像を入手しましたので、ご確認下さいね。

(Twitterより引用)

例の宮崎県美郷町の脂肉を送った業者、#新垣ミート はすでに社名を #株式会社SHINGAKI に変更しています くれぐれも騙されないようにしてください #ふるさと納税

あーべんとでんめるんぐ@heisei201812

 

和牛と国産牛肉は違うのもと言う事はご存知でしょうか

今回の和牛、お粗末な脂たっぷりの部位を集めた為のクレーム的話題ですが、お肉を形成する業者では、まれに起こる問題でもあります。

機械で処理することが多いと思いますが、牛肉の部位では、脂と赤身の区切りが和牛の場合、さしが沢山入っていると、どこからが脂で、どこからが肉なのかわかり肉いですよね。

日本で販売れている牛肉には、「和牛」「国産牛」「輸入牛」があります。

和牛は品種、国産牛は産地の意味ですのでそもそもが違います。

和牛は4種あり、以下の種類となります。

・黒毛和種(くろげわしゅ)
主な産地…日本全国

・褐毛和種(あかげわしゅ)
主な産地…主に熊本県、高知県

・日本短角種(にほんたんかくしゅ)
主な産地…主に岩手県、北海道

・無角和種(むかくわしゅ)
主な産地…山口県

上記4種と、4品種間の交雑種を「和牛」と呼ぶことが出来ます。

因みに、日本の和牛の約90%が黒毛和種となります。

 

また、国産牛とは、日本国内で飼育された牛のことをいいます。

和牛を外国に持ち込んで、飼育する場合も「和牛」として扱えます。

 

もともと、和牛ブランド牛肉に使われている脂の入った霜降り和牛は、お肉の筋肉繊維に脂が入り込む、人間で言えば「病気」にあたる現象なのですが、食用の和牛であれば、筋肉に脂が入り込むことで「霜降り」と言う脂の甘味を感じること、筋肉繊維の間に脂が挟み込まれ程よい層が空いている事で食感が物凄く柔らかいお肉に感じます。

食べる側からすると、とても高級感が有り、柔らかく、甘みのある脂を含んだとても食感の良いお肉になります。

実際に、この霜降りの筋肉を持った和牛は血筋として貴重であり、その和牛の血筋のお雄牛の精子はとても高値で取引されます。

お肉卸さんから聞いたのですが、もともとこの霜降り和牛は雄であり、なんで雌ではないのかと聞いた際には、「メスはお乳を出す為、栄養分がお乳に流れ、肉質が雄より劣る為」と言っていました。

 

私の出入りしていた専門店でも同じような問題で企業縮小を余儀なくされた企業がありました。

そこでは、BSE問題よりもっと前になるのですが、お肉卸業者はちゃんと「アメリカ産」と表記した牛肉をおろしていました。

ただ、塊のお肉を小売り用のトレーパックに小分けして切り分ける際に、国産牛と表記を変えて(偽装ですね)販売。

当時、アメリカ産牛肉は部位にもよりますが、100g当たり198円程度していましたが、国産の場合はその1.5倍以上の価格でも売れる程、国産表記は売れていました。

偽装、誰が考えてもお安いお肉を高く売る方法としては間違った手段ではあります。

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会社名を変えてまでふるさと納税返礼品を扱うとは(まとめ)

会社名を変えた経緯までははっきりしませんでしたが、今回の騒動、信用問題の観点では疑われれも仕方が有りません。

牛肉が景品的に扱われるのは、高級なものが多く、そのブランドなども「有る、無し」では価値が変わってきます。

また、生鮮品は鮮度も大事ですが、信用があっての商品です。

食品関連会社で仕事をする立場としても、今後あってはならない問題と思いました。

今回の問題は、悪質性が高く、消費者の信用を無くす典型的な例です。

騙す方が居るからには、騙されない様にする事、その決まりを厳しくしていくことなど今後の対策が急務と感じました。

今回の品は、既にふるさと納税返礼品からは削除されているようです。

 

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