賞味期限、皆さんも良く目にする言葉ですよね。期限切れてるけど食べられないのかな、高級な物程もったいなくて食べるタイミングを逃した!そんな経験はないですか?凄く勿体ないことしたな。と後悔した経験は誰にでもあるでしょう。
ちょっと待って、その食品捨てないで!まだおいしく食べられますから!!
賞味期限は切れてても加工食品は食べられる?
さて、そもそも『賞味期限』について、みなさんはどの様に理解されていますでしょうか?
賞味期限、それは、食品衛生法「日本において飲食によって生ずる危害の発生を防止するための法律。
所管は厚生労働省(表示に関してのみ消費者庁)。 食品と添加物などの基準・表示・検査などの原則を定める。
食器、割ぽう具、容器、包装、乳児用おもちゃについても規制の対象となっている。」と言う法律で『美味しく食べられる期限』の事を示しており、期限を過ぎてしまうと、「風味、食感、味が落ちてきますよ。」の基準を製造元が美味しく食べられる基準値として表記、示している期間なのです。
とは言っても、賞味期限と表記は似ている「消費期限」となると、内容は全く違ってきます。
賞味期限と消費期限は別!
「消費期限」とはその文字の通り、消費の期限であり、その期限を過ぎたものに対して、製造元は製品における安全性に対する(おなかをこわす、嘔吐するなどの健康的被害に対して)保証はできません。を表記したものになります。
したがって、消費期限の切れた商品に対しては自己責任で食べるか、自信がなければ捨てるかの選択しかありません。
(私は生もの以外であれば、長年の経験上、数時間程度の超過であれば自己責任で食べちゃってますけどねww。)
賞味期限切れ食品をプロの私が食べる時(体験談)
期限切れの食品と言えば、これもまた二十数年前の学生時代、まだインスタントカップ麺の種類も今ほど多く無い時代カップ麺も今ほど安くは無い時代。
佐賀県に本社のあるとあるカップ麺メーカーのとんこつラーメンを、当時大食漢であった実の兄に食べられまいと、食器棚の奥の方へしまい込んで忘れてしまった。
一年程たったある日、ふとしたきっかけでその1年程経過したカップ麺を発見。
とても金欠の状態であった貧乏学生の私は、賞味期限が半年ほど切れたカップ麺を、その時の余りの空腹に耐えきれず開封!お湯を入れて食べたのでした。
結果は・・・。味はやはり期限切れなだけに、古い、いつも食べ慣れた味、とまでは行きませんでしたが、問題なく、普通に食べることが出来たことを思い出すのでした。
この時に感じた味の古さは、食品のプロとなった今では分るのですが、今のようなノンフライ麺ではない当時の即席麺油で揚げて熱乾燥させた麺は、どうしても時間経過での油の酸化があり、油の酸化した麺の風味とスープの粉末調味料の中の油分も酸化の影響で、食べた感じが古く感じたのでしょう。
賞味期限は絶対の期限ではありません!
このように、加工食品の品質保持期限「賞味期限」、「消費期限」については基準値であり、認識をすれば全て捨ててしまう事もないのです。
(今回は油分の酸化が原因の)賞味期限切れ食品のお話でしたが、麺であれば油の古さを出来るだけ取り除くために、茹でる工程をのびない程度にゆで汁交換を2度行い、新しいドレッシングなどを野菜と一緒にかけて、ラーメンサラダなどにする。
そうすることで、酸化した古さをあまり感じることなく食べられる様になりますよ。
まとめ
今回の記事で、ちょっと工夫して調理すれば期限切れ食品も無駄にすること無く美味しく頂けることをご理解頂けたと思います。
この記事を知った皆様は、お家に眠っていた高級加工食材が期限切れでも諦めず、美味しく召し上がってくださいね。(大丈夫だと言っても、あくまで自己責任でおねがいしますね)
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