今回、赤字店舗190店の大幅閉店を決めたほっともっと(株式会社プレナス)ですが
赤字転落の原因は人件費の高騰であり、伸び悩む不採算店舗を9月以降に順次閉店すると発表している。
人件費の高騰はどの企業でも叫ばれているが、根本的に改善すべきは別にあると投稿者は感じている。
その訳は、ある出入り業者の実際の話で分かったのだが、その詳細をお話しよう。
ほっともっとの新メニューやオードブル・宅配業務などの基本サービスには問題はない!
さて、ではどこに問題があるのか。
それは、株式会社プレナスの経営体制である。
同社は新店を直営で出店し、軌道に乗ればオーナーを募ってフランチャイズ化している。閉店に伴い社員らを再配置し、他の直営店の営業を強化してフランチャイズ化に注力する。
と広報は言っているが、今までもその流れ自体は大きくは変わっていない。
なのにどうして赤字転落、190店舗も閉店する必要があるのか。
まず、以前のほっともっとは激しい弁当チェーン競争など、ほっかほっか亭、本家かまどやなどとの差別化、店舗社員の教育強化など従業員の士気が今よりも高かった。
ほんの10年程前のはなし。
ほっともっとの良さは、手作り出来立ての温かいお弁当が、混んでいても注文から数分で出来上がり、お昼などの休憩時間をロスすること無くお弁当を食べることが出来た。
しかし、最近の店舗では注文から商品が出てくるまで、時間が以前の1.5倍から2倍ほどかかっているほどに(感じがするほど)待たされる感が否めない。
ここは、やはり社員の教育やお待たせしないお客様目線での接客対応に問題あると思われる。
アルバイトやパートなどをメインに運営するのなら猶更なのではないか。
人件費とは言っているが、本部の管理、教育体制に問題がある様に思われる。
ほっともっとのメニューは毎回変わるのにオードブルなどのメニューは余り増えない
店舗を覗いてみると、季節限定メニューやリニューアルして更に美味しくなったお弁当メニューを見かける。
細かい部分も改良をして、お客様に飽きのこないような工夫もある。
しかし、経営状況は思わしくないのが現状、
同社は2020年2月期に閉店関連の費用として9億5000万円を計上。通期の連結業績予想で、売上高を1592億5000万円から1533億1000万円、最終(当期)損益を2億4000万円の黒字から8億3000万円の赤字に修正した。
赤字が大きく、簡単に改善が出来るようには思えないほどの状況。
こんなにまでなるには、色んな問題が発生していると思われるのだが、
オードブルなどの盛り合わせはご馳走であるべき商品。なのに、いつもの定番メニューを盛り付けただけのような内容。
こんな効率一辺倒なやり方にも問題があると、消費者目線では思いたくなる。
ご馳走にはご馳走らしくオリジナリティ溢れるこだわりやアイデアを盛り込ん出も良いのではないだろうか。
さて、景気が悪いと聞いて、以前のある出入り業者から耳を疑いたくなるような話を聞いたことがある。
ある日、プレナスの出入り業者の営業が、プレナスの開発担当と親睦を深めるため商談後の懇親会を開いた。
中小企業は大手企業との取引ではよくある話である。
ただ、内容が尋常ではなかった。
株式会社プレナスの開発担当者は、出入り業者が接待で用意した飲食店での食事の後、
業者の手配したクラブへ招待した。
その業者曰く、
「大口のお客様なので、粗相のない様、そこそこ人気の(値段も)高いお店に来ていただいた」
ところがだ、そのプレナス開発担当者は、
「いつも接待(で行く店)は(プレナスの)行きつけでお願いしているはず。お勧めのお店と聞いたので来てはみたが、やっぱりいつものところ(プレナス行きつけ)が良いな。呑み直すのでここで失礼します。」
と、招いた側は、あ、そうですか。とはいかない。その後はプレナスお抱えのお店へ同行。その日一番の盛り上がりだったそうです。(実話です)
もう20年以上前の話なので、当事者は居ないかもしれませんし、出入り業者も定年しております。とはいえ企業体質を疑ってしまうような内容ですね。
ほっともっとにはこれからも主婦や単身者、忙しい現代人の見方であって欲しい(まとめ)
ともあれ、企業としては消費者目線での現場見直しを早急に実施していただき、メニューのブラッシュアップ、美味しく安全な商品を消費者には届けてほしいものです。
今回は、企業としていかがなものか、的なおはなしをしましたが、実在した生の声をお届けしました。
裏方のお話はこの辺にしておいて、消費者としてはより良いものをより安く。
「ほっと(なお弁当を)もっと(おいしく)」こんな未来を感じる名前に恥じない健全な体質で、早期立て直しを実現してほしいものです。
190店舗の閉鎖はちょっとびっくりしましたが、お弁当専門店の底力を見せてほしいものです。
お弁当屋さんの「お弁当」は美味しい、そういつまでも言い続けていきたいですから。
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